リノベーションとリフォームの違い
両者の違いは、リフォームやリノベーションを検討している人は必ずと言っていいほど抱く疑問ではないでしょうか。
最近よく聞くようになった「リノベーション」という言葉ですが、「リフォーム」と同じ意味で使っている人も多いはずです。
ここでは混同しやすい「リフォーム」と「リノベーション」についてご紹介します。
現在、「リノベーション」と「リフォーム」の言葉の使い分けは非常に曖昧になりつつあり、明確な線引きはされにくくなっているのが正直な所です。けれども、「リフォーム」と「リノベーション」はそれぞれ異なるメリット・デメリットと、「工事の規模」や「住まいの性能」などに関する違いがあります。
では、両者の違いについてもう少し詳しくみていきましょう。
新築のときと同等かそれ以下の性能になる工事は「リフォーム」に分類されます。一方、新築のとき以上の性能になる工事は「リノベーション」に分類されます。
また、住宅にオフィススペースを設けたり、オフィスビルを住宅用に改修する等、用途の変更が伴うリノベーションのことを「コンバージョン(変換、転換)」と言われることもあります。
日本でも少子化で廃校になった学校がオフィスや福祉施設となったり、オフィスビルが供給過剰となっている地域で多くの空室が発生し、その対策としてマンションとするコンバージョンが見受けられます。
リノベーションでは、プランニングの段階から改修に使用する素材などをオーダーできるケースも多く、断熱や採光、通風、省エネ、耐震設計などお住まいの性能を大きく向上させる改修が可能です。
その他にも収納性の向上など、生活する上で欠かせない箇所の改善も図れるので、住宅の価値も高まることでしょう。